現在、コンパクトエフェクターとして、リミッター単体の商品は少なくなっています。リミッターの場合、ライブでかけっ放しで使うのは難しい。
歌モノのバックの場合、クリーンでフレーズを弾く場面やカッティング、そして、ドライブさせてのバッキングやソロという具合に場面ごとに様々な音色が要求されると思います。
この様な場合、どうしてもコンプレッサー寄りのエフェクターのほうが都合が良いんですね。
ロック系の曲を演ってる人はコンプレッサーって必要性を感じないかもしれません。確かに、ピッキングの強弱でクリーンだったりチョッと歪み感を出したりと言う様なプレイをしたい時に、コンプレッサーは邪魔です。
しかし、曲想によって様々なトーンが必要とされるギタリストにとっては、コンプレッサーは必需品。バッキングパターンによってはコンプレッサーがかかっていることが前提のフレーズもありますからね。(バッキングパターンがキマらないという意味です)
通常、コンプレッサーには効果のかかり具合の調整とアウトプット音量のコントロールが付いています。
アウトプット量の調整は、エフェクター・オフとオンで、アンプから出る音量が同じになる様にします。
かかり具合を上げると音量も上るタイプも有りますので、かかり具合の好みを探しながら音量調節もして下さい。
コンプレッサーを愛用しているギタリストの多くはかけっ放しだと思います。クリーンの状態だとコンプレッサー自体カラーが音色にかなり影響してきますので、どのコンプレッサーを選ぶかは悩みどころ。
最近ではコンパクトエフェクターを発売する会社が増え、海外の製品もドンドン紹介されているので、選ぶのは大変だと思います。
コンプレッサーって好みも凄く分かれるし、商品によって音もかなり違うので・・・難しいですよ。私は何十年もMXRのダイナコンプを使っています。これが最高ということでは無いのですが、まあ、慣れているという事でしょうか?
ダイナコンプと言っても、ロゴがブロック体の物です。
ロゴが筆記体のダイナコンプの音に憧れて買ったのですが、筆記体の物とブロック体の物では音が全然違います。別物です。
買った後に知りました・・・(涙)
たまに楽器店で初めて観た製品を試奏することがありますが、わりと自然な感じのコンプレッサーが多いなと感じます。
コンプレッサーの場合「これお薦め」とは中々言えないのですが、ご参考までに書いてみますね。
グヤトーンやマクソン、そしてボス、この当たりのメーカーのコンプレッサーは発売当時、国外内共に人気があったMXRのダイナコンプがモデルとして有った訳です。
当時、良い感じだったのはクヤトーンのドライビングボックスという製品(アタック時のクプッっと音の頭が潰れる感じがダイナコンプと同じグループ分けに入る)。でも、当然、今のグヤトーンのコンプレッサーは違う製品なので、同じ音がする訳ではありません。
でも、グヤトーン、マクソン、ボスは多くのユーザーを抱えて、色んな意見を元に製品を改良・新規発売を繰り返してきているので、大きなハズレはないと思います。そして、価格も安い。購入時、実際に弾いてみることは必要だけど、まあ、オールマイティーに使える製品だと思いますよ。
海外の3万円も5万円もするコンプレッサーを買うお金があるなら、その分アンプを買う予算に廻した方が絶対に良いです。
良い音を出す為に一番必要なのは、良い音が出せるギターアンプなのですから。